「大切な」人。

いやぁ。心配するに及ばず。
ものすごく楽しかったぢゃないか。
水族館に行った。
心の中で、少しだけ期待していた
場所ではあったが、
向こうのプチ地元だから避けるかと思ってた。
意に反して。
ちゃんと連れてってくれたぢゃないか。
道が混んでて思いのほか長い時間
一緒に居た。

でもペア割引ってのが男女のペアだけに
優遇される、というのは許せんな。
そのおかげで安く入れたわけだが。
ペアで来る人。しかもいわゆる「カップル」
ってのは男女とは限らないではないか。
許せんな。そうじゃない人もたくさんいるだろうに。

そういう恩恵に預かったのが非常に照れくさかった。

1日過ごして話しが尽きないってのは
久しぶりに会うせいもあるだんが
やっぱり彼は私の一番の理解者だという事が
本当に良く分かった。
全てをそのままに受け入れてくれるからなぁ。
それでも共に歩めないのね。
せつないわ。
けど、きっとこの距離感が私たちには
一番いいんでしょう。私が大人になったのね。
彼に全てを求めないから。
私も彼の全てを求めないから。
ちょうど付き合い易いんでしょう。

2人で会ったというのも非常に有意義だった。
これにあの人が入ると、楽しさも増すが
彼との距離感は計れなくなってしまうから。

いろんなタイミング、ペースが合うんだな。
非常に心地よい人間関係だ。

まさにデエトの王道を行くようなコース。
ホテルニューグランドでしめるなんて
なんか凄く大人みたいだな。
いや、もう十分大人なんだが。
おいしいもの食べて心地良い人と居るのは
幸せだな。

彼もずいぶんいい歳だ。
この先どうしていくんだろう。
一回痛い目見てる（自業自得だが）から
なかなか結婚しないだろう。
一生、あのままで生きていくんだろうか。
それも彼らしいっちゃ彼らしいね。
そして私も結婚なんか考えないで
彼とずっとつき合っていけたらいいのに、と
思う。ものすごく大切な人だ。
そう実感してしまった。

そう。大切な人。
ものすごく大切な人だ。
大切な「友人」なのか。
友人というには精神的にあまりにも親密。
そして物理的にあまりにも疎遠。

これだけ離れていながらどうしてここまで
気が合うのか。
彼も大切に思ってくれているのが痛いほど
よくわかった。

大切な人なんだな。
私の生活の中で、そして心の中で
非常に重要な位置を占める
「大切な」人。

どうか。年に2回くらいはデエトできる関係が
続きますように。
それはお互いの状況がどうなろうとも。
なんか泣けてくるぢゃないか。
落涙。