頭寒足熱

2001年8月22日
台風の日は
どうしても用事がある人以外は出かけないから
なんと車のすいていること。
環8があんなにすいてるのなんか、初めてだ。
台風がいきなり去って
夕日が沈む直前に、かなりハッキリした、
そしてとても大きな虹が、しかもダブルでかかっていたのを見れたのが
この旅のハイライトか。
仕事がらみで泊まる宿ってのは
普段自分が旅する時には絶対泊まらないような所に泊まるから
ちょっと笑える。
本日の宿は巨大な温泉場のホテルチェーンの一つ。
関東地方の人ならCMソングが歌える感じの。
半分裸みたいなお姉さんが踊るショウがあったりする
「いかにも」な温泉宿。
「いかにも」な似非豪華調シャンデリアと絨毯。
「いかにも」な宴会料理(固形燃料であっためて食うヤツ、とかそういうの)
「いかにも」なお土産物屋の「いかにも」なお土産物の数々。
ガキどもを喜ばせるようなしかけと卓球台。
「いかにも」な大浴場。
あまりに「いかにも」ずくしで笑う。
私の部屋は、なんだか無駄に広いツインのベッドルーム。コンセントが少なくて携帯の充電に苦労した。
今回参加した女性は私一人だから、余計な部屋を取らなくちゃならない。
経費をこうして発生させているわけだ。
ま、私だって好きで女に生まれてきたわけじゃないし、好きで参加しなくちゃならない肩書きになったわけじゃないから、そんなに気ぃ使わなくたっていいんだけどね。
「いかにも」な団体さんや家族連れのお風呂タイムを避けて
ちょっと遅めに温泉へ。
ま、ノリで露天風呂にでも入っておくか、と思って外に出てみた。
台風が去った山間の風は既に初秋の感じ。
腰から下は温泉だけど
上は初秋の風に吹かれている、という頭寒足熱状態。
これが思いのほか気持ちよく、
このまま何時間でも入っていられそう、ってな勢いでつかってしまった。
「いかにも」温泉に入りました、という感じでちょっと嬉しかった。

が、しかし。
研修と称した、ちょっとした慰安旅行。
こんなんで今まで溜まりに溜まった私のストレスが解消できた、と思うなよ。
そもそも酒呑めないんだからさ。
宴会は苦痛この上なかったんだからね。
・・・って、誰に言ってんだか。私。

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