「限定」

2002年3月11日
天気予報じゃこの日の函館は雪。
美味いもの、観光、温泉、と来て、
北海道といえば雪だもの。雪降ってくれなきゃ。

昨日食い過ぎたので、今日は少しは・・と思っていたのに
ホテルの朝食で、ご飯とひじきと塩辛がやたらと美味しそうに見えて、結局モリモリ食う。
小雪が舞う中、ホテルを出るとしっかりバスが待っていて、空港に荷物を置いて帰りの飛行機まで過ごそうということに。

空港でコインロッカーに荷物を置いて、路線バスに乗る。路線バスに乗ったとたん携帯が鳴る。
そうそう、今日は月曜日だから、携帯の一つも鳴るだろう。久々に取れた代休なんだからなー、と思いつつ出て話す。
電話を切った直後に「車内での携帯電話はおやめください」のアナウンスが鳴って気まずい思い(汗)。
ちょっとした団地の隅でバスを降りてテクテク歩く。
トラピスチヌ修道院というとことに行ってみた。
お土産屋(こんなところでも・苦笑)の中に、修道院の生活を紹介した写真が飾ってあって、なんだか熱心に読んでしまう。
「労働とは祈り」なんだそうなんだけど。
そういうの、知ってたんだけど。
自分日常の労働が「祈り」にはどうしても思えない。最近、ちょびっと自分の信仰へ向かう姿勢だったのだけれども、労働と祈りが結びつかなくて、ちょっと涙ぐんでしまった。
世間と隔絶された中で信仰と向き合うのは、自由がなくて大変だろうな、と思う反面、世間のまっただ中で信仰と向き合うことの方が難しくて大変なのかもな、と思った。
修道院を後にする坂道を下る時に、下から小雪がびゅわんびゅわんと吹き上げてきて、ビシビシ顔に当たって痛かった。
ちょっと北海道っぽさが味わえてよかった。

もう一回温泉に入りに行こうかなぁ、と思ったんだが、バスがちょうどいい時間のがなく、タクシーに乗ってまではどうか、と思い、空港に戻った。
空港で、今日、帰ってから、私の誕生日会をやってくれる2家族の為には一応お土産買ってくかなぁ、と思い、いろいろ見てまわった。
最近のお土産は「限定」流行りなのね。
お菓子やら何やら。
中でも笑ったのは「北海道限定キティ」ちゃん。
白樺キティやラベンダーキティはまだ許そう。
「マリモキティ」はキッパリ可愛くない。
さすがに売れないのか、他のモノより50円安かった(笑)。
しかも北海道限定キティのタオルを作っている所は私の家の近くなのであった。
何が限定なんだか(笑)。

時間がたっぷりあるので、行き交う飛行機を展望台から心ゆくまで眺めつくした。
自分がこんなに飛行機好きだったとは。
大きいのやら、小さいのやら、降りてきたり、飛び立ったりするのを眺めるのが、こんなに楽しいとは。
もう少し若い時に飛行機バンバン乗っていたら
航空オタクになっていたかもしれん。
飛行機眺めてニヤニヤしてる女一人。
やっぱりアブナイかも。
函館空港は海をバックに飛行機を撮れるので、
残ったデジカメ枚数を飛行機に使いきっていた(驚)。

飛行機の中でも少し寝て
バスを待つ間にさっそく携帯が鳴る。
バイトのバカ女が来ないせいで
明日の私の予定が丸狂いだ。
明日職場に行って聞かされないで、
かえってよかった。
その電話のおかげでしっかり現実に引き戻された。
空港からお誕生会の家まで疲労困憊しながら戻って来て、
お誕生会会場に到着。
ガキどもにキティちゃんはウケたようで、よかった。
大人たちにはイクラやら、ロイズのチョコやら
ちょっと北海道っぽいものを買って来た。
自分が買って来たお土産以上の暖かさと思いやりに満ちた誕生会を開いてもらって、ちょっと嬉しかった。

ただの、
こういう一人旅を、今後はどれぐらいできるのだろうか。
ライブ遠征はさんざんするのだろうけれど。

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