「絶妙」感。

2002年12月6日
会議がもうちょっと早く終われば
浦和にも行けたんだがなー。
今日は定例スターバックス友の会開催日のはずが
一言しか会話を交わさずに別れ、
役員から「どうして忘年会に来ないんだ?」と
睨まれたりしつつも
新幹線で旅気分♪(馬鹿)で大宮まで行った。
なにげに大宮って改札出るの初めてだ。
もうこれで11回目のドンマイで
カフェライブ、屋形船、心斎橋タワレコ、それに
今週のクロコダイル、と
もうそれは「しょっちゅう」会いに行っているのに
毎回心臓バクバクなまま終わろうとしている。

さすがに都内と違って
ものすごい人数、というワケでなく、
アットホームな感じであった。
モリくんはさすがに疲れてたような感じで
寒くて手がかじかむのか
調子はいまひとつ、みたいに見えた。

ココロ
というソロの曲があって、
この曲のコード進行、メロディラインはかなり美しく、それこそココロを鷲掴まれる感じ。
どうしてこうド真ん中の直球のいい曲なのに
「泣かせます」みたいないやらしいカンジがしないんだろう。
声質のせいか。
歌詞のせいもあるかも。
「空気みたいな関係」なんて存在しないから、
とか
「君のする素振りなら1から8まで分かる。そんな感じでいいだろう?」という歌詞。
絶妙。
かなり絶妙。
「1から10」まで分からなくてもいいんだよな、ということを
1から「8」っていうところがかなり絶妙。
7じゃ足りないし9じゃ多い感じが。
絶妙だ。
美しいメロディラインと歌詞の絶妙さ具合に
早くもウルウル状態(痛)。

オセロケッツの「渇いた時を抜け出そう」は
私は駅前路上ライブでは初めて聞いた。
バンドスタイルの音源で聞いてもかなりいい曲なんだけど
こうやってアコースティック&生声で聞くと
コード進行とメロディラインが際だって
ちゃんと聞こえてくるから
この楽曲の複雑で凝った作りがよく分かる。
かなり絶妙。森山公一、天才。
「ジェリービーンズ」はかなりグダグダ(笑)
本人も「やらなきゃよかった」と仰っていたが
アコースティックヴァージョンを聞けて嬉しかった。
「escape」のアコースティックヴァージョンも
かなり涙腺に来た。
「フォークソング」では溢れる涙を止められなかった。
そんなところでやった「リーとモー」の中で
「もう、なんでコイツこんなにバカなの?好き!(笑)」という瞬間があり
最後のドンマイはギターの弾き方や歌い方を少し変えて
仕切直してやった感じで
オーディエンスのコーラスもありつつ、で
恥ずかしながらどわーっと泣けてしまった。
「なんだ 石ころ 蹴飛ばし 歩けばいいじゃない。 時代は変わるのさ」
なんて歌われた日には
この一週間のぐじゃぐじゃ具合を思い出して
泣くっつーの!
今日は自分にとってはことさらあったかい路上ライブであった。

それに今日はドンマイで知り合ったお嬢さんたちと一緒で
街に流れる音楽で無駄にノリノリになってみたり
いろんなリクエストでの撮影会だったりして
モリくんとてきとーな距離を置いて楽しむことができた。
私が知り合ったドンマイ仲間のお嬢さんたちは皆、
「なれなれしくできないー」みたいな可愛らしい方たちばかりで、
屋形船仲間でもあるんだけど、皆、「屋形船の時の写真、フィルムが余りまくっててまだ現像出せなーい」という、つつましい方たちばかりで
なんだかほっとする。
みんな可愛いなぁ。
今日は人も少なかったし、常連さんが多かったので、スタンプ5個と引き換えのサイン入りポスターを引き換える人も少なくて
今日もらっておこうと思っていたので、ポスターにサインを入れてもらうことにした。
「この名前書いたことあるわっ」と
笑いながらサインしてくれて嬉しかった。

今年お知り合いになってくださったお嬢さんとお茶することに。

もしここが心斎橋の例の店だったらまた2時まで飲んでしまいそうな勢いでお話して可笑しかった。
彼女はこれから渋谷でオールしに行く、というし
私だって横浜方面まで帰らなければいけないのに
大宮で話し込む。考えたらバカですな(笑)。
でも、ものすごく楽しかった。
自分のネットライフ創世記の頃とはその勢いも衰えてはきているけれど
(それにもう、そんな勢いはいらない気もしているので)、
こうして毎年少しずついろんなお知り合いができていくのが楽しい。
電車で渋谷に向かいながらこの間のグダグダも含め、いろいろお話させてもらった。
素敵なお嬢さんだなぁ。
「日曜日(ドンマイ最終日)、号泣するような痛いことしたら、ごめんね」と言うと
「許す!」と言ってくれた(笑)。
今日もモリくんが目の前で歌ってくれたことに感謝した。

渋谷経由で戻って来ると、
「あと1個なのにーー!」という乗り換え駅で
終電が既に終了していた。
30分歩けばいいかな、と思ったがやめてタクシーに乗った。
最近はあまりなかった「話しかけられオーラ」が出ていたらしく、
短い間に運転手さん、話す、話す!(笑)
「いやー、ぶっちゃけねー」と言いながら
その駅のお客さんのゲットの仕方とか、
こういうことされると運転手としてムカつく、とか(笑)
タクシーの運転手は職人肌になっちゃうから、とか
イヤだなーと思うと態度に出ちゃってトラブルになるから、そう見せないようにする絶妙さ加減(ご本人が「絶妙」と言ったわけじゃないけど、そういうニュアンス)とか
まぁ、いろいろ話してくれた。
イヤなのを態度に出さないように、という話しの相づちで
「大変ですね。でもそのへんも含めての"職人ワザ
"なんですね」とうっかり言うと
「いやぁ、上手いこと言いますねぇ。お客さん、ノセ上手だなぁ」と言われる。
そうかもね。ビッグマウスでメシ食ってるから(謎)。それにライブでミュージシャンの皆さんをノセるべく鍛えてるし?(笑)
ようやく自分の車を停めてあった駐車場に戻り、
自分で運転して帰って来た。

車の中で聞いた"pain"の
「真実は残酷で 季節さえ変えてしまう」という歌詞の絶妙さ加減にまた涙。
そうだね、確かに残酷だけど
季節が変わっていくことでいろんな事が日常になっていくんだよね。
それは哀しいことかもしれないけれども
神様が与えてくれた、「時」という癒しなのかもね。絶妙です。

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