クリスマスでした。

2002年12月25日
クリスチャン最大のイベントのはずなのに
ずーっと仕事してました。
24日も25日も。

別にクリスチャンだからといって
普段からそれ相応の生活をしているわけではないのだが。
なんとなく「いいのかなぁ」と思うあたりは
まだクリスチャン魂があるってことなのか。
うちは父方も母方も私で3代続くクリスチャン一家で
周りの人は熱心な人ばかりだ。
姉と私ぐらいなのかな、そんなに熱心じゃないのは。

でも子どもの頃は我が家の最大イベントであった。
ツリーも庭から掘り出した、「生」の木を
でっかい植木鉢に植え直して
部屋の中で飾っていた。
12月に入った最初の日曜日に飾り付けして
正月ぐらいまで出してあった。
冬休み中に飾りをはずして庭に埋め戻すのが
なんとなく寂しかった。
二世帯住宅に住んでいたので
家族8人で大クリスマス会。
一年中で一番のごちそうだったなぁ。

テレビでローマ法王が喋っているのを見た。
あの人、私がそんなことしてた子ども時代に法王の座についてから今まで
ずーーっと法王だな。そういえば。
日本に初めて来た時の写真集みたいのを
おばあちゃんが大事にしていたのを思い出した。
最近の法王はなんだかよれよれで可哀想になってしまうんだが
映像を見る限り集まった人の表情は
なんとなく「歓喜」という感じだから不思議だ。
うちの家族の中にも
法王のとこの宗派の人とそうじゃない宗派の人が
数人ずつ入り乱れていたのも
思い出した。なんか変なの。まぁ、いっか。

そういや
数年前、クリスマスにロンドンに居た時に
英国はうちの宗派の家元の国だから
(そんな言い方ってあるのか)
一度はちゃんとクリスマスのミサに出てみようと思って
ちょっと大きめの、ちょっと有名どころの教会に行ってみた。
(↑本当に信者か?というような言いぐさ)
軽いノリで行ったはずなのに
本家本元のミサってのに何故かものすごく感動してしまった。
そこの教会の一番エライ司祭様、という人が
こっちに向かって歩いて来る時に
「聖職者のオーラ」みたいなのを見てしまった。
パッと見、普通の「優しそうなおじさん」なんだが。
で、ワケもわからず涙が出たのを覚えている。

きっとローマ法王を生で見たら
なんとなくそんな感じがするのかも。

ミサもライブが一番なのかもな。
…とか考えるのは
熱心な信者じゃない証拠か。
ともあれ。メリークリスマス。
アホな独裁者が
自分の興味で爆弾落としたりしませんように。
誰か彼を愛してあげますように。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索